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【簿記3級】資格マニアが試験の特徴を分かりやすくご紹介!

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「簿記って名前は聞いたことあるけど実際はどんなことを勉強するの?」

「簿記を取ると転職に有利って聞いたけど本当?」

一見とっつきづらい簿記ですが、一言で説明すると「誰が見てもわかるように会社のお金の流れを記録するルール(簿録するルール)」のことです。

この記事では「簿記試験の特徴と受験がおすすめの人」についてご紹介します。

資格マニアである著者が分かりやすく解説しているので、簿記について興味を持っていただくきっかけになりましたら幸いです。

そもそも簿記ってなに?

世の中に存在するすべての会社は、お金の動きを正確に記録しておくことが会社法により定められています。

誰が見てもわかるようにお金の流れを記録するルール」を学習するのが簿記です。

簿記を理解すれば、あなたの所属している会社や取引先の経営状態を数字に基づきながらよりリアルに理解できるようになります。

「貸借対照表」や「損益計算書」といった財務諸表の作成方法も学習するため、ビジネスの理解度がぐっと高まります。

簿記の知識は義務教育で教えるべき全人類必携の知識だと個人的には思います。

簿記受験がおすすめの人

簿記の受験がおすすめなのはこんな方です。

●就活中の大学生
 社会人になると勉強時間を捻出するのがなかなか大変です(体験談)。比較的時間に余裕のある学生のうちに簿記の基本知識を身に着けておくと、就職後同期に差をつけることができますよ!

●短時間の勉強でサクッと資格を取ってみたい人
 簿記は会計分野の入門資格なので、難易度はそれほど高くありません。私は1日2時間、1か月間の勉強で合格できました。

●経理職への転職を希望する人
 経理は簿記の知識をもとに会社の帳簿を記録する職種。経理への転職を実現するには簿記2級まで取得しておきたいところです。

私は現在研究職ですが、税理士へのキャリアチェンジを見据えて簿記の学習をしています!

試験の特徴

日商簿記ではペーパー形式とネット形式の2種類の受験方法があります。

どちらの形式で受験しても難易度に違いはありません。

(SNS上では、ネット形式のほうが難易度が低いと噂されているようですが…)

コンピュータ操作に抵抗がなければ、都合の良い日時に受験可能なネット形式がおすすめです。

ペーパー形式での試験

従来からある、紙での受験形式です。

メリットとデメリットをまとめました。

<メリット>

●問題用紙に書き込みができるので解きやすい!

●受験日があらかじめ決まっているので、学習計画を立てやすい

<デメリット>

●6月、11月、2月の年3回しか受験機会がない

●難易度が高い回にあたると合格率が20%台になることもある
 例年の合格率は40~50%ですが、2021年11月度は難易度が非常に高く合格率は27%まで落ち込みました。

ネット形式での試験

2020年12月より開始された新しい受験方法です。

ネット形式では会場に設置されたコンピュータで受験します。

全国140超の指定された会場で受験可能です。

<メリット>

自分が受験したい日時に受験可能
 試験会場の予約をすればいつでも受験可能です。2週間以上先の期間を選択すれば会場が空いていることが多いです。

●試験の解答を終了した瞬間に自動採点され、すぐに合否を確認できる
 これはネット形式の最大の魅力だと思います。

●合格するまで何回でも受験できる!
 試験日の翌日より、次の予約が最短3日後以降で可能です。(例:12月14日試験の場合、12月15日よりマイページにて予約実施が可能となり、選択できる日程は12月18日以降です)

<デメリット>

●問題用紙への書き込みができないので、計算間違いに気づきにくい

●コンピュータ操作に慣れていないと解くのに時間がかかってしまう 

日商簿記と全商簿記のちがいは?

一般的に「簿記」というと「日商簿記」のことを指します。

「全商簿記」は商業高校の生徒向けの簿記検定なので申し込み時に間違えないようご注意ください。

合格率、合格基準点は?

合格基準点は70点、合格率は40~50%です。

つまり簿記の初心者が2人受験しても1人は合格できる試験です。

しっかりと対策を行えば合格することは難しくありません。

商工会議所HPより引用

必要な勉強時間は?

簿記3級合格に必要な勉強時間は100時間と言われています。

単純計算すると、1日1時間の勉強を3か月間続ければ合格できます。

独学?通学?

簿記3級の難易度であれば、独学で十分合格可能です。

通学はお金と時間によほど余裕がある方以外はあまりおすすめできません。

まとめ

今回は「簿記試験の特徴と受験がおすすめの人」について解説しました。

興味を持たれた方はぜひ受験を検討してみてくださいね。

具体的な簿記試験勉強のコツについてはこちらの記事で紹介しています。

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