「ビジネス会計検定って簿記とどう違うの?」
「ビジネス会計検定って独学で合格できる?」
ビジネス会計検定は2007年から始まった比較的新しい試験のため、このようにまだ世間の認知度が低いのが現状です。
一言で説明すると「財務諸表が表す数値を理解しビジネスに役立てる」力の習得を目的とした試験です。
この記事では「ビジネス会計検定試験の特徴と受験がおすすめの人」についてご紹介します。
3週間の勉強でビジネス会計検定に合格した筆者が分かりやすく解説しているので、興味を持っていただくきっかけになりましたら幸いです。
そもそもビジネス会計検定ってどんな資格?
ビジネス会計検定試験は、「財務諸表の分析力」を養うための試験です。
勉強を通して、新聞やニュースで報道される様々な経済指標の意味が理解できるようになります。
受験がおすすめの人
ビジネス会計検定の受験がおすすめなのはこんな方です。
●簿記3級は取得済みなので次のステップアップとなる資格を受験したい!
簿記の学習では日々の帳簿の付け方を学び、最終的に財務諸表を作成することがゴールでした。ビジネス会計検定では、作成した財務諸表の数値を使って企業の経営安全性の評価や与信管理に役立てる方法を学びます。
●株や投資を始めたいと思っている人!財務諸表分析ができるようになりたい人!
ビジネス会計検定試験は「財務諸表の分析力」を養うことができる試験です。株式投資をやられる方は、投資先の経営状態の良し悪しを判断するのにビジネス会計検定の知識を活かすことができるでしょう。
逆に、ビジネス会計検定の受験が向いていないのはこんな方です。
●経理への転職に有利な資格を取りたい!
経理への転職を目指すなら「簿記」を受験されることをおすすめします。
●簿記の勉強をしたことがない!
ビジネス会計検定は簿記の知識が基礎となって学習を進めることになるので、まずは簿記を取得することをおすすめします。
簿記の試験概要についてはこちらの記事で解説しているのでご確認ください。
私は簿記3級を取得したあとの次のステップとしてビジネス会計検定を受験しました。
試験の特徴
年2回10月と3月に開催されます。
「3級と2級」のように連続する2つの級を同じ日に受験することが可能です。
試験科目
マークシート択一形式で50題出題されます。100点満点の試験です。
試験時間は2時間あるので、かなり時間に余裕をもって解答することができます。
3級の出題範囲はこちらになります。
2級の出題範囲はこちらです。
合格率、合格基準点は?
3級、2級ともに70点以上で合格です。
3級の合格率は約65%、2級の合格率は約50%であり、比較的取得しやすい資格と言えます。
3級の取得に必要な勉強時間は約50時間、2級では約100時間!
簿記3級を取得されている方であれば、約50時間の勉強でビジネス会計検定3級に合格できます。
ビジネス会計検定2級では簿記2級の知識が一部必要となりますが、簿記の基礎が理解できていれば合格することは十分可能です。
受験当時は簿記3級しか持っていませんでしたが、ビジネス会計検定2級に合格できました!
独学?通学?
単純な計算問題しか出題されないため、独学で十分合格可能です!
公式の意味を理解して暗記できていれば、数字を当てはめるだけで解答できる比較的簡単な試験です。
まとめ
今回は「ビジネス会計検定試験の特徴と受験がおすすめの人」について解説しました。
興味を持たれた方はぜひ受験を検討してみてくださいね。
おすすめの教材や具体的な勉強のコツについてはこちらをご確認ください。
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