こんにちは!資格マニアのふーりんです。
この記事では「宅地建物取引士(宅建)試験ってどんな資格?」という方に向けて、試験の特徴や試験科目について分かりやすくご紹介します。
受験を迷われている方の参考になりましたら幸いです。
宅建受験がおすすめの人
宅建はこんな方におすすめの試験です。
●不動産に関する基本的な知識を身に着けたい!
不動産分野の知識や実務経験がなくても、300時間ほど勉強すれば十分合格できます。
宅建取得後はステップアップとして「マンション管理士」「管理業務主任者」の資格がおすすめです。
●今から試験日(10月中旬)までに300時間の勉強時間が確保できる!
宅建に必要な勉強時間は300時間と言われています。
例えば、1日2時間勉強時間を確保できる方であれば150日(約5か月)で合格可能です。
受験申込は7月〆切です。
●自分の市場価値を高めたい!
不動産の事務所には5人に1人の割合で宅建士を設置することが義務付けられています。
これは、宅建士にしかできない仕事(「35条重要事項説明」「37条契約書への記名押印」等)があるためです。これは”独占業務”と呼ばれています。
宅建を取得すれば不動産への転職がより有利になるでしょう。
試験の特徴
宅建試験の特徴を下記にまとました。
☑受験資格はありません
受験申込をすれば誰でも受験することができます。
☑マークシート四択問題50問(2時間)
単純計算で1問あたり2.4分かけて解くことができます。
これはかなり時間に余裕をもって問題を解くことができる時間配分です。
早く解き終わったとしても途中退室はできませんのでご注意ください。
私の場合は約1時間で問題を解き、残りの時間を見直しに当てました。
試験科目
試験科目は①宅建業法②法令上の制限③税その他④民法の4科目です。この順に難易度が高くなります。
①宅建業法【暗記】易
最も得点しやすく、正答率90%を目指したい科目です。
宅建士の独占業務である35条重要事項説明や37条書面への記載内容について学びます。
②法令上の制限【暗記】中
聞きなれない用語が多いためとっつきにくいですが、一旦意味を理解してしまえば単純な暗記で得点できる科目です。
不動産に対して様々な規制を課す法律を勉強します。
例えば、建築基準法では「診療所の場合は用途地域どこでも建築できるけれど、病院の場合は工業地域等には建築できない」などなど。
③税・その他【暗記】中
不動産取得税や固定資産税など税制の基礎について学びます。
統計問題も例年1題出題されています。
範囲が広いので、過去問題から出題範囲を確認し、要点を押さえて学習を行いましょう。
③民法【理解+事例】難
試験科目の中で最も難易度が高いのが民法です。
「善意無過失」「悪意の第三者」といった民法独自の用語に慣れるまで時間がかかります。
理解が難しいだけでなく、事例問題が多くて得点が難しい科目です。
合格率と合格基準点
宅建の合格率は約15~18%です。
相対評価の試験なので決まった合格基準点はありません。
目安としては50点満点中31点から38点が合格基準点となることが多いです。
過去問で正答率80%以上が取れる状態で試験に臨むのが望ましいでしょう。
合格率だけを見ると難易度が高いように見えますが、試験で毎年のように問われる超重要基礎論点をしっかり身に着けていれば初学者でも合格は十分可能です!
さいごに
宅建は、不動産分野への転職を検討していたり、不動産分野の知識を身に着けたい!という方におすすめの試験です。
興味を持たれた方は是非受験を検討してみてくださいね。
宅建に一発合格するための具体的な勉強のコツについて後日記事を更新する予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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